女性管理職3年生☆青空を見上げて

女性管理職kiyominの日々の生活、考え、読んだ本などを綴ります

子育てがなくても女性管理職は大変!

こんにちは、きよみんです。

今日は、子育てがなくても女性管理職は大変、と気が付いた時のことを書きます。

 

少し前に、管理職について見つめなおしてみようと考えて、「女性が管理職になったら読む本」著者:ギンカ・トーゲル/日経新聞社を読みました。

このころ私は、女性管理職で大きな仕事も任されており、仕事は上手くいっているものの部下との距離感を感じて、なんとなく孤独を感じていたのです。

会社では立場が上になればなるほど「孤独になる」というのはよく聞いていたのですが、それを改めて実感していました。チームの人間関係は良好だったのですが、自分がみんなを引っ張るんだ、という思いが強くなった一方で、上手く周囲と頼り頼られというバランス関係が作れなくなってしまったのだと思います。

 

 

ギンカ・トーゲルさんは、以下のようなことを言っています。この本に出合って、私は自分自身が気づけなかった、自分の無理や頑張りに、初めて気が付くことが出来たのです。

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責任のある仕事に就いたとき、女性の多くはリーダーシップを発揮して組織を引っ張っていくには、男性のように振舞わなければいけないという思い込みに駆られている。なぜなら、リーダーは野心的で競争心があり大きな自信を持つとともに自立的で、積極的に自己主張するといったイメージを男女問わず多くの人が持っている。この特性の多くが男性的なものだと見なされているからである。

 私たちの中には男性・女性それぞれにこうあるべきという固定観念があり、女性がリーダーシップを発揮しようとすると「女性があるべき姿(優しい、気遣い、友好的、手助け)」と「リーダーがあるべき姿」が異なるために固定観念の間で対立が生じ、周囲もその女性自身も反発してしまう。

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数年間感じていた自分自身の中の違和感。管理職になって、自分が気負いすぎていたのかもしれません。自分自身の性格がなんとなく変わったような気がしていて、以前のように上手く周囲に甘えることが出来なくなっており、そんな自分のほころびに気が付くことが出来て、本当に良かったと思ってます。

気が付いたからと言って、何かが大きく変わることはないのです。ただ、自分が少し無理をしているんだ、ということを理解でき、その理由が腑に落ちた時、私は気持ちの上でとても楽になりました。

 

そして、最近では意識して仕事でも私生活でも、周りに頼ることを心がけています。頼ると、必ず応えてくれる人がいるのです。

この本、お薦めです。

 

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